皆さんは「認知症カフェ」を知っていますか?
最近では「認知症」についてテレビでやっているのをよく見かけますね。
昔とは違い、認知症の方に対する接し方についても大きく見直されています。ですが、今や4人に1人とも言われる認知症の方、またはのその家族の負担が軽減されたわけではありません。この問題は本人、家族に大きな負担が伴うのです。その負担は主に精神的なダメージとなり、家族との関係やご本人の人格までも蝕んでいきます。
認知症カフェという言葉を聞くと、「自分には関係ない」と思われる方も多いかと思います。ですが、実際には認知症の人ばかりが集まる場、というわけではありません。もちろんどなたでも利用できるのですが、介護のことについてよくわからない、こんなこと聞いてもいいのかな?と疑問を持っている方が気軽に立ち寄ってお話ができる場でもあるのです。
近年の「認知症カフェ」の登場により、介護の負担軽減、地域でその人らしく生活できる為の支援ができると見込まれています。カフェに来た方がお茶を飲みながら、認知症のことを学ぶ場にもなっています。また、認知症の人が繰り返し同じ事を言ったりしても、認知症に理解がある、または理解しようとしてくれる人が集まる場なので、ありのままでいられる場にもなります。
認知症カフェでは高齢者から子供までどんな方でも参加することができます。ちょっとしたお茶やお菓子を食べながらお話します。その中で認知症の方に役割を持って過ごせるくつろぎの場となっています。
① 認知症という病気を意識せずに過ごせる
② 自分の役割ができる
③ 認知症の人と家族が社会とつながることができる
④ どんな人でも自分のペースで参加できる
⑤ 人がつながる事を可能にする仕組みがある
① 認知症の人とその家族が安心して過ごせる場である
② 気軽に相談できる場
③ 自分達の思いを吐き出せる
④ 思いや希望が社会に発信される仕組み
⑤ 暮らしのリズム、関係性を崩さずに利用できる場
⑥ 一般住民が認知症の人やその家族と出会う場
⑦ 一般の地域住民が認知症のことや認知症ケアについて知る場
⑧ 専門職が本人や家族と平面で出会い、本人・家族の別の側面を発見する場
⑨ 運営スタッフにとって必要とされている事、やりがいを感じる場
⑩ 地域住民にとって「自分が認知症になった時」に安心して利用できる場を知り、相互扶助の輪を形成できる場
⑪ 知症の人とその家族にとって自分の弱みを知ってもらえていて、かつそれを受け入れてもらえる
⑥ 認知症の人とその家族が一緒に参加でき、地域の人が参加・交流できる場
住み慣れた地域で、自分に残された力を発揮していただきその人らしく生活できるよう応援しているのが「認知症カフェ」です。そうすることで、「えー!そんなこともできたんだ!」と新たな自分を発見できる方もきっといるはずです。
認知症カフェを見かけたら、覗いてみてはどうでしょうか?
思いがけない出会いが待っているかもしれませんよ。